読書 サイモン・シン著「代替医療解剖」(代替医療のトリック・文庫版)


英国のテレビ局BBCのプロデューサー

ラジオパーソナリティーなども務めるサイモン・シン

書いた代替医療解剖という本を読みました。

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・・・これは2010年に発行された

代替医療のトリック」の文庫版です。

 

鍼・ホメオパシー・ハーブ療法・カイロプラクティック

などを取り上げ

その効果や科学的な根拠に疑問を投げかける

内容になっております。

 

イギリス人が書いた本なので

ホメオパシーやハーブ療法など、

日本ではあまりなじみがないものも

数多く取り上げています。

 

また鍼に関しては

手術の際に鍼を使う中医学の「鍼麻酔」

などについて取り上げられていて

 

これらをあまり知らない方(多くの日本人)にとっては

いまいちピンとこない内容かもしれません。

 

* ヨーロッパと日本では事情が違い

ホメオパシーや中医学の鍼麻酔などへの

関心が高いのでしょう。

 

ただ著者の主張、

根拠(エビデンス)を持った施術をすべき

との主張にはうなずける部分があります。

 

その昔、ジョージワシントンが瀉血(血を抜く治療)

によって命を落としたが、

この治療法には何の根拠もないこと。

患者を意味もなく危険にさらすのは医療といえないのではないか?

 

そして今日の医学は先人がデータや根拠を積み重ね

育ててきたものであり、

根拠のない施術はおまじないと何ら変わりない

など、うなずける部分も多々あります。

 

根拠がないならなぜ効くのか?

なぜ

鍼やカイロプラクティックなどで治った

という声が多いのか?

 

という疑問に対しては

プラセボ効果によるものだと主張されています。

 

すべてがそうだとは思いませんが

たしかにいわゆる「代替医療」といわれるものは

その効果・根拠があいまいで

科学の発達した現代だからこそ

もう少しはっきりさせてもいいのではないか?

と個人的には思います。

 

たとえば

 

・ 鍼は寝違えの痛みに対しては効果がある

・ カイロプラクティックは腰痛の痛みを和らげる効果がある

 

などは確かにそうだと思いますが

鍼やカイロプラクティックですべての病気が治る

ということは大げさだ

ということです。

 

そしてその神秘性が故に

実際の効果を超えて過剰評価されることも過小評価されることも

ありうるのがこの代替医療というものなのです。

 

*余談ですが代替医療というのは

最近では「補完医療」

と呼ばれる動きがあるようです。

これについてはまたの機会に取り上げたいと思います。

寝違えSOSドットコム
西武新宿線急行停車駅田無駅にて「一般社団法人交通事故治療相談室」、「田無北口鍼灸整骨院」を運営する白石の勉強・研究用ブログ。 寝違えを中心にぎっくり腰や橈骨神経麻痺など起床時に起こる痛みやしびれその周辺の疾患についてもまとめていく。
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