首の解剖学的構造について




首(頚)の働き、構造についてまとめていきます。

 

頚椎(首の骨)は多くの関節が集まっている場所で

それらが連結し、曲げたり、伸ばしたり

回転させたり、これらの動作を様々に組み合わせ

行っている。

 

これらの動作ができるおかげで

頭、そして目や耳や鼻を

様々な方向に向けることができる。

 

この場所の軟部組織は

大きな動作と小さく正確な動作を

両方するための可動性だけでなく

頭の位置を保持するための安定性も

供給しなくてはいけない。

 

この場所には数々の血管や神経が集まっている。

腕神経叢や頚神経叢などである。

これらはいずれも衝撃を

頭や頚胸や腕に関連痛として伝える働きがある。

 

腕神経叢が衝撃を受けると

頭痛や頸部痛、呼吸困難がおこる可能性もある。

 

頚神経叢に最も圧迫を受けやすい筋肉は

後頭下筋と胸鎖乳突筋である。

頭蓋短縮した結合組織もこれらの神経に圧迫を与える。

 

頚神経叢に多数ある皮枝は知覚衝撃を頚や耳の周辺

肩の皮膚へと伝達する。

運動枝は全頸部の筋に分布する。

頚神経叢が衝撃を受けるとこれらの場所に痛みが生じる。

 

腕神経叢は一部は首に、一部はわきの下にあり

実質的には上肢に分布する神経全体から成り立っている。

何らかの不均衡によりこの神経が圧迫されると

首や胸、手や手首などに痛みが出ることがある。

(頚腕症候群)

 

腕神経叢にもっとも衝撃を与えやすい筋は

斜角筋、小胸筋、鎖骨下筋がある。

 

腕神経叢が衝撃を受けたことで起こる疾患に

胸郭出口症候群、むち打ち症やバーナー症候群

などがある。

寝違えSOSドットコム
西武新宿線急行停車駅田無駅にて「一般社団法人交通事故治療相談室」、「田無北口鍼灸整骨院」を運営する白石の勉強・研究用ブログ。 寝違えを中心にぎっくり腰や橈骨神経麻痺など起床時に起こる痛みやしびれその周辺の疾患についてもまとめていく。
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