寝違えの関連疾患、「後縦靭帯骨化症」と「黄色靭帯骨化症」について。




(1)どんな病気?原因は?

背骨の骨と骨の間は靭帯で補強されています。

脊髄の前方に後縦靭帯、
脊髄の後方に黄色靭帯、
という靭帯が存在し
骨に適度な動きと安定性をもたらしています。
石灰沈着などにより
靭帯が分厚くなって
骨のように硬くなってしまうと
脊髄が圧迫されて症状が出現してきます。

50歳以上の男性に多い病気と
いわれているが原因は不明です。
後縦靭帯による圧迫は
後縦靭帯骨化症といい、
胸椎にも出現しますが頚椎に多い病気です。

黄色靭帯による圧迫は
黄色靭帯骨化症といい胸椎に多い病気です。

 

(2)症状は?   

この病気になると背骨の動きが悪くなります。
首、背すじなどにコリや痛みを感じるようになります。

しかし、このような症状は
病気でなくても起こりますので、
この症状だけでは病気かどうかの判断はできません。

注意が必要な症状は、
神経(主に脊髄)が圧迫されて起こる、
以下の脊髄症状です。

後縦靭帯骨化症で頚椎の脊髄が圧迫されると、
手足のしびれ感が生じたり、
手指の細かい運動がぎこちなくなります。

ほかにも、足がつっぱってつまずきやすい、
階段の上り下りがこわくなるなど、
歩行障害なども現れてきます。

黄色靭帯骨化症でも同じような症状が現れますが、
骨化してくる部位が胸椎に多いので、
手の症状は現れません。

(3)診断は?  

   
CT、MRIなどで画像診断で行われます。

前述のようにコリや痛み症状だけでなく
痺れや歩行困難などが生じたら
医師に相談するとよいでしょう。
また、この病気を予防することはできませんが、
症状の悪化を防ぐためには
日常生活で以下の点に注意してください。

頚椎後縦靭帯骨化症では、
首を後ろに反らせすぎないこと。

転倒することで脊髄症状が出現したり
悪化したりすることがあるので
足元にもくれぐれもご注意ください。

寝違えSOSドットコム
西武新宿線急行停車駅田無駅にて「一般社団法人交通事故治療相談室」、「田無北口鍼灸整骨院」を運営する白石の勉強・研究用ブログ。 寝違えを中心にぎっくり腰や橈骨神経麻痺など起床時に起こる痛みやしびれその周辺の疾患についてもまとめていく。
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