からだの仕組み


<1> 頚椎の構造について

人間の背骨は脊椎や脊柱と呼ばれます。

首では7つの椎骨と呼ばれる骨が、糸巻を積み重ねたように

構成されます。

それぞの椎骨の前方は椎体と呼ばれ後方には穴が開いています。

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椎骨が積み重なって脊椎を形成すると

この穴が上下に重なり脊柱管を形成します。

脊柱管は脊髄という神経の束を守るため

頭から骨盤までの通り道となるのです。

 

椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨があり

脊髄の前方に位置します。

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椎間板の中央には髄核というゼリー状の物質があり

繊維輪と呼ばれる軟骨に囲まれます。

椎間板は衝撃を吸収する役割を果たし

形を変えることで椎体感の動きや脊柱全体の動きを可能とします。

椎間板の軟骨部分には若いころに裂け目が生じて

この裂け目に椎間板内の物質が入り込み

後方に移動することで挟み込まれ

痛みが生じるのだと考えられています。

 

★ 参考 ★

慢性的な腰痛に頸椎椎間板ヘルニア-赤星憲広選手

 

また頚椎は椎間関節という関節でも連結されます。

椎間関節は靭帯で補強され

関節包という軟部組織でおおわれます。

首の筋肉は端が腱となって関節をまたぎ

頭や体に付着して筋肉が収縮すると

関節が動く仕組みになっています。

 

上下の椎骨の間には

両側に小さな隙間が空いていてそこから

左右に脊髄神経が出ています。

脊髄神経によって筋肉が働き体を動かし

皮膚は温度や触圧覚、痛みを感じることができるのです。

 

<2> 頚椎の機能 について

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頚椎の上には頭が乗っています。

椎体と椎間板が自由に動くことで、

人間の頭は180度まで横に回すことができるのです。

上下左右の動きに加え

首を傾けるといった動作が可能なのも頸椎のおかげです。

 

頚椎の主な機能は

・ 頭を支える

・ 頭を動かす、微妙な角度で調整する

・ 脊髄を守る

といった働きになります。

 

上部頚椎と頭部の関節は特殊な構造になっています。

非常に大きく動くことが可能です。

旨の部分の胸椎には肋骨がついていて動きが制限されますが

頚椎にはほかの骨組織が付着していないため

比較的自由に動くことができるのです。

 

しかしその反面、ほかの組織に守られていないため

外力に弱い面があります。

むち打ちなどの突発的な刺激はもちろん

日常生活でも大きく動かす必要がある頚椎に

様々な問題が生じる原因になっているのです。

 

参考

頚の痛み・肩コリ頭痛改善マニュアル(ロビンマッケンジー著)